薬液注入工法とは任意に固化時間を調節できる注入材料(薬液)を、地中に設置した注入管を通して地盤中に圧入し、止水や地盤強化を図る地盤改良工法です。
特徴
- 土の組織を変えることなく、土粒子の間隙を埋める水を追い出し、そこに注入材料(薬液)が浸透固化する
- 浸透固化した薬液により、地盤の粘着力が増加し、透水係数が減少することで、地盤が強化されたり、遮水性が高まる
- 使用する材料は水ガラス(珪酸ソーダ)を主材とし、それに硬化材、助剤を加えることで固化する薬液であり、硬化時間は数秒から数時間の範囲で調整できる